MYAO's WEBSITE

2010-03-31

ミステリの七つの掟

ミステリと言われる文学の世界では、しばしば、ミステリのルールや、ミステリとは、ということが問題に取り上げられます。有名どころとしては、ノックスの十戒ヴァン・ダインの二十則があげられる。他にも、清涼院流水の著書『ジョーカー』のなかで書かれた、推理小説構成要素三十項、などがある。こういった問題、つまりミステリとは何か、自分はどういうものをミステリとみなすべきか、また、自分がミステリに求めているものは何か、ということを考えるというのは、ミステリファンにとっては極めて自然なことと言える。そこで、私も先人にならって、以下に、私のミステリの掟を列挙することにした。

1.いかなる方法でも良いが、ミステリであることを示さなければならない。
とりあえず、ミステリだという作品の主張から始まります。
2.作中の誰か、あるいは作外の誰か、つまり作者や読者、のうち少なくとも一人によって、謎が観測されなければならない。
mysteryとは英語で謎のこと。謎がなければなりません。
3.いかなる登場人物も容疑者の一人である。しかし、それを読者に気付かせてはならない。
登場人物はすべて犯人になりえます。制約などないです。しかし、容疑者の範囲において、いかに読者をだますかということも重要です。(探偵犯人等)
4.謎について、なんらかの答えを、作者は最低一つは決めておかなければならない。
答えがない、という答えでも可。しかし、投げっぱなしはどうかと思います。
5.超自然的な事柄は登場してはならない。ただし、矛盾がないルールが設定されうる場合は、この限りではない。
超自然的事柄が出てくると、どうにも気分がなえます。しかしながら、ルールが設定されているのならば、納得はできるのです。
6.犯人当てであっても、犯行方法あてであってもよい。懸賞を付けるのもよいだろう。しかし、クイズであってはならない。
ミステリとクイズは違います。正解を出すことが、ミステリの楽しみに直結はしないのです。
7.しかし、上記の項目すべてより、優先されることとして、何よりも面白くなければならない。
面白かったら全てよし。ということまでは言えませんが、読者は、原則的に面白いものを読みたいのです。